愛媛インティナイツ 野手陣

一軍

捕手

原 信助(はらしんすけ)

三鬼から正捕手を奪いつつある若手捕手、不意の一発が魅力。守備面に粗さはあるものの強肩は抑止力を含め大きな強み。

作者コメント:.240 10本くらいの舐めたら痛い目に合うタイプをイメージして作った。

三鬼 正寿(みき まさとし)

愛媛一筋17年目の大捕手、膝をはじめ体中に爆弾を抱え満身創痍だが巧みなリードや送球は健在。今期も老体に鞭を打ち優勝を目指して戦う。

作者コメント:クオリティは高いけどスタミナ不足気味の先発陣や不安しかない中継ぎを抱える事情もあり可能な限りこの人には一軍にいてほしい。ただそれができる怪我回復じゃないので大事に使おう…

江ノ川 新(えのかわ あらた)

まずまずの守備能力と最低限をこなすことを意識したバッティングを持つが確実性に欠けるため三鬼から正捕手を奪いきれずいた元第二捕手。原の台頭により第三捕手までその地位を下げているが巻き返すことができるか。

内野手

高原 誠次(たかはら せいじ)

匠なバットコントロールと選球眼を武器に投手を苦しめる巧打者。大卒15年目のベテランで、三鬼、志賀らとともに野手陣の手本となる存在。長打は狙えなくなったが無理に長打を狙わなくなった結果得点圏での力みが消えるなど自身の体でできる最善を模索し続けている。

夏木 司郎(なつき しろう)

ボール気味の球も軽々とミートしヒットゾーンに落とす打席があるかと思えばきわどい球はファールに逃げボール球ではピタリと体を止めて悠々と一塁に歩く打席もある出塁に命を懸けたような男。一方で神経質な性格で得点圏では力みを見せたりピンチはもともと頼りない守備にさらなる綻びを見せるなどメンタルの安定が課題となっている。

麗川 美月(うらかわ みつき)

桜とともにプロ球界にはほとんどいない女子選手として知られる。左打ちのセカンドという不利を抱えながらもまずまずの守備力と打撃力をもちレギュラーでもやれるという声があるものの本人の気合が空回りするのか走塁などでの怪我が目立つことや夏木の存在からレギュラーになり切れないが本人は代打の一打席での勝負強さを磨くなどひたむきな選手だ。

水守 遥康(みずもり はるやす)

インティナイツの5番を務める勝負強さが魅力の三塁手。たんだ、長打ともに逆方向への打球がとても多く得点圏での圧倒的な勝負強さも相まって打点の亡者と他球団ファンからは呼ばれる。強力な打棒の代償のように絶望的な守備範囲ととってからも正確性に欠ける送球を持つためどちらのチームにとっても投手な選手だ。

志賀 忠平(しが ちゅうへい)

通算200本越えのミスターインティナイツ。衰えた今も代打で存在感を見せている。特に左投手のクロスファイアにはめっぽう強く36歳になった今も手痛い長打を浴びせる。高原とは同期で飲み友達。

暁 恵(あかつき めぐみ)

初級から積極的にスイングしていくインティナイツの切り込み隊長。爆発的な加速力を持つ足は攻撃面において脅威だが守備ではそれに頼っているせいかその他のプレーに雑さが見えることもしばしば。

作者コメント:命名の元ネタはあるライトノベルの作者とキャラクターから、寸評も少しそれを意識して書いています。

馬締 正(まじめ ただし)

名は体を表すというべきか派手好きで守備に難のある選手の多いこのチームにおいては珍しい真面目な性格で安定した守備力をもつ選手。バッティングは貧弱なため守備代走専門ではあるが首脳陣にとってはかなりありがたい存在。

外野手

ウィリアム サンドリア(うぃりあむ さんどりあ)

フォークトとともに日本にやってきてこのチームを一気に優勝候補へと押し上げたインティナイツの四番バッター、記憶に残る一打と愛らしいふるまいからファンから愛される存在。

佃 純一(つくだ じゅんいち)

ロケットの様に飛んでいくホームランを放つロマンあふれる姿からファンやメディアの間ではパワーヒッターとして取り上げられることが多いが打率、長打力、走力どれをとってもハイレベルな球界でも最高峰の打者。常々目標としてトリプルスリーの達成を掲げておりその達成も現実的であると言われる。

荒川 麗也(あらかわ れいや)

ルーキーイヤーの昨年は低打率ながらも20本以上の本塁打を放ち新人王に輝いた。一方で調子の波が大きいことや左への対応に苦しむなど二年目のジンクスが心配されている。その声を結果でかき消すことはできるか。

エセル クリスチャン(えせる くりすちゃん)

高い身体能力が武器の新外国人助っ人。直球に真っ向から向かって引っ張り込むことを信条とする。守備の粗さや得点圏での力みによる淡白な打席など不安も多いがまずは荒川とのライト争いを制したい。

白瀬 愛人(しらせ まなと)

長打力が魅力の外野手。このタイプにしては確実性も高くレギュラークラスの実力はあるが守備力への不安からライトやセンターにはおけずレフトにはサンドリアという絶対的な選手がいるため代打枠に甘んじている。

瓜生 治(うりゅう おさむ)

育成から這い上がってきた足のスペシャリスト。高い盗塁や走塁は塁上にいるだけで投手にプレッシャーを与える。打席ではセーフティバントを積極的に狙うなど可能な限り自身の仕事を模索し一軍で生き残ろうとしている。

二軍

捕手

小路 篤美(こうじ あつみ)

インティナイツ二軍の正捕手。三鬼の怪我で一軍に上がることも多い。長打力や肩の強さなど長所を生かし江ノ川から第三捕手を奪うことで常に一軍にいられるようにしていきたい。

飛田 貴士(とびた たかし)

大卒6年目の捕手。のんびりした性格で打席でもきわどい球はファールに逃げることでじっくりと勝負する。ただ盗塁阻止の場面やピンチの場面などあわててしまうとプレーが雑になる悪癖を抱えておりそこに改善の余地があるようだ。

花田 泰翔(はなだ たいと)

高卒二年目の若手捕手。強肩を買われて入団した。昨年初め国際大会の関係で調整の遅れた一流投手が二軍で登板した際それらの選手の球をことごとくとらえたことから同じく調整遅れで二軍にいた代表経験のある野手に目をかけられ自主トレに参加するなど成長の気配を感じさせる選手だ。

有吉 浩介(ありよし こうすけ

長打力、肩の強さともに申し分なく強肩強打の捕手になることを期待されて入団した。しかし単調なリードが続いたことから主にファーストとして二軍でも起用されている。バッティングの確実性を高め戦力となることができるだろうか。

内野手

井坂 優雅(いさか ゆうが)

高卒5年目のファースト。長打力が持ち味で高原の公認候補として期待されている。大卒ルーキーの風雅は双子の弟で双子ともども志賀に野球を始めた。オフシーズンも志賀の自主トレに参加するなど技術を盗もうとしている。

三澤 賢一(みさわ けんいち)

通算安打数は1500を超えるベテラン。若手時代から守備範囲は広くなかったが足の怪我でさらに守備班は狭くなっている。それでも培った経験と技術からいまだ打棒は健在で勝負強いバッティングを見せる。志賀との開幕一軍争いに敗れ開幕二軍となったが虎視眈々と一軍の席を狙う。

百瀬 直之(ももせ なおゆき)

走力とまずまずの守備範囲を持つショート。セカンドやサードも一応ではあるが守ることができる便利な選手。しかしタダシの存在で二軍暮らしが続く。課題のバッティング強化を目標に掲げ差別化を図っている。

高江洲 悠紀(たかえす ゆうき)

暁の前任のショート。三澤の衰えが見えてきた際パンチ力ある打撃を武器にブレークしたが暁の成長や送球イップスを発症したことによりファーストなどのオプションを自身の中に加えながら再起を図る。

小嵐 悟(こがらし さとる)

足の速さとそれを生かした積極的な走塁を売りとする選手。しかし打撃の確実性や守備での反応速度等課題もまだまだ多くこれからの成長に期待したい。
谷口 流太郎(たにぐち りゅうたろう)

インコースにもふりまけないパンチ力と思い切りのいいバッティングスタイルが売りの高卒ルーキー。守備面ではプロの打球の速さに苦戦する様子も見られるがまずは二軍でプロに適応するところからか、首脳陣も打てるショートの誕生に期待を寄せるプロスペクト。

外野手

本多 拓郎(ほんだ たくろう)

低い弾道ながら強烈な打球をレフトに運ぶ選手。それでいて守備面でも速く正確な送球を誇りエセルや荒川が不調に陥った際には真っ先に名前が挙がる選手だろう。

河野 歩(こうの あゆむ)

ボールにコンタクトする能力に自信をもつ若手外野手。本多とともに一軍でも出番があることが予想される選手で頑丈さにも自信があるようだ。

嬉野 洋喜(うれしの ひろき)

高い身体能力を誇るロマンあふれる外野手。しかしボールに当たらなくてはパワーも意味をなさない。本人は高めのストレートが得意だと言っているがどこのどの球にも空振りしているためあまり信用されていない。

井坂 風雅(いさか ふうが)

大卒ルーキーの外野手で高卒5年目の内野手優雅は双子の兄。入団会見ではこれまでの野球人生でいつも兄に一歩先に行かれていることを告白し、本人にとってはプロ入りの決まっためでたい場ながら悔しさをにじませた。プロの舞台では兄を追い越すことはできるだろうか。

小糸 行彦(こいと ゆきひこ)

足の速さと球際の強さに自信を持ち二軍では主にセンターを務める。不意に試合を決めるような長打を放つこともあり二軍まで目を通すファンの中ではひそかな話題となっている。一軍のセンターには佃という絶対的な選手がいるなかじっくりとその実力を磨きたい。

安野 瑞樹(やすの みずき)

高卒3年目の外野手。同期の河野よりも上位指名であったもののプロに入ってからの実績では大きく先を行かれている状況に焦りを抱えている。しかしまだ20歳。これからの巻き返しに期待したい。